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2020.10.13

岡山大学の学生が大原美術館とSNSマーケティングについて学び、企画を立案

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 岡山大学経済学部西田ゼミとグローバル・ディスカバリー・プログラム青尾ゼミでは、4月から7月にかけて、西田=青尾合同ゼミとして、倉敷の美観地区にある(公財)大原美術館のデジタル・マーケティングについて学ぶ活動を行いました。
 新型コロナウイルス流行下にあって閉鎖も余儀なくされた大原美術館が、SNS等の新たなメディアを通じてどのような情報発信を行い、それによって新たな支持者を獲得していくかということがテーマ。新型コロナウイルスの流行によりオンラインでのゼミとなったものの、大原美術館の大原あかね理事長ほか多数の美術館職員の方々にもオンラインにより参加をいただき、学生が社会人とともに学ぶ貴重な機会となりました。学生は自らの企画について、ゼミでの議論や美術館訪問の機会を通じて、実際に美術館で実施する際の注意点などを職員の皆様から学びつつ、磨きをかけました。
 9月30日には、合同報告会を開催し、新型コロナウイルス感染対策を取る中で、大原理事長のご出席のもと、6人の学生が大原美術館のSNSマーケティング企画を発表しました。報告会では、大原美術館より、グローバル・ディスカバリー・プログラム3年森菜摘さんの企画『大原フォトジェニック美術館』を今年度中に実施する方向で検討したいとの発言があり、今後は学生の有志が大原美術館と一緒に企画の実現に取り組んでいくこととなりました。森さんからは「学生のうちに美術館職員の方々と実際にSNSマーケティング案を企画することは滅多にない機会であると思います。私の企画は、若者間で流行している「SNS映え」を取り入れることで、比較的美術館を訪れる機会が少ない若者世代にも来館者層を広げることを目標としています。今後、本企画をより良いものにしていきたいです」とコメントしています。
 大原美術館業務推進課アシスタントマネージャー岡崎翔太氏は、「提出された企画書はどれも個性がしっかりと表れており、とても魅力的なものでした。大原美術館について当事者意識を持って、熟考されたことが伺えました。」と話しています。

 

*大原美術館
 倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎が、前年死去した画家児島虎次郎を記念して昭和5年に設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。岡山大学は、大原美術館の「学校メンバーズ制度」に加入しており、学生は、学生証を提示すれば、本館、分館、工芸・東洋館に何度でも無料で入館できます。

【本件問い合わせ先】
 大学院ヘルスシステム統合科学研究科 講師 青尾 謙 (TEL:086-251-7527)

 

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