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2021.02.15

経済学部が中心となりオンライン国際交流(ミャンマー,ラオス)を実施

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 本学経済学部は1月20、28日、「国際オンラインセミナー:ポストコロナ社会を担う人材育成と外国人留学生」をテーマに、ラオス、ミャンマーの大学生とのオンライン交流セミナーを開催しました。経済学部の1年生を中心に9人の学部生が、1月20日にはラオス国立大学経済経営学部の多数の学生と、28日には一般募集した20人のミャンマーの大学生と交流しました。
 経済学部は毎年、海外研修ECBO(ミャンマー・ラオス)を行っていますが、今年度は海外での実施ができないためオンラインによる国際交流としました。オンラインでも本格的な国際交流ができるようにするため、学生は本学L-caféの協力を得て英語による課題・プレゼン準備にも取り込みました。また、より多くの現地参加者を募るため、国際部との共催実施とし、本学が文部科学省から委託を受けている日本留学海外拠点連携推進事業(ASEAN)の一環としても開催しました。
 セミナーではコロナ禍における日本の大学生活について報告するとともに、経済学部をPRする動画を作成・公開しました。普段どおりに大学に通い、変わらぬ日常生活を送ることができるラオス、オンライン授業が禁止されているうえに大学への立ち入りが禁止されているミャンマー、ゼミや実習が対面実施で講義はオンラインの岡山大学と、それぞれ全く違う大学生活の様子を、お互いに共有することができました。
 各国の学生からは、「オンラインで交流できてよかったけれど、海外に行けるようになったら相手の国に行って交流してみたい」といった感想が上がりました。また、本学の学生からは、「ミャンマーやラオスの大学生が日本のことをよく知っているにもかかわらず、日本の文化について自分たちが思った以上に知らないことに気づいた」という声もありました。
 ミャンマーとのセミナーから4日後、ミャンマーでクーデターが起きました。この日の非常事態宣言以来ミャンマーの人は自宅にとどまったままで、2月1日はミャンマー国内でインターネットや電話通信が遮断されました。翌日には通信が戻っていたものの、あと数日遅かったらオンラインによってですら交流できなくなっていたかもしれないというタイミングで交流できたことは、参加した学生に強い印象を残しました。

 

【本件問い合わせ先】
 大学院社会文化学研究科(経済)講師 尾関 美喜 (TEL: 086-251-7555)