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2021.07.20

第77回岡大SDGsサイエンスカフェ「新型コロナウィルス感染症のこれまでとこれから」「ワクチン接種後のコロナ感染予防と心身の健康の維持」を開催

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 本学研究推進機構は7月14日、「第77回岡大SDGsサイエンスカフェ」をオンラインで開催しました。
本学では、2006年から本学の研究者が最新の科学を分かりやすく解説する「岡大サイエンスカフェ」を10年以上にわたって開催しています。
 77回目となる今回は、前回に引き続き、「岡大SDGsサイエンスカフェ」と題し、SDGsに関連しかつ市民の方の関心が高いと考えられるテーマとするとともに、より多くの研究に触れていただくため、2部構成としました。また、新型コロナウィルス感染症の拡大を防止するため、オンラインで開催し、一般の方や学生など約200人が参加しました。
 第1部は、岡山県の専門家有志として県内の新型コロナウィルス感染症の感染状況と医療提供体制の分析を実施している賴藤 貴志学術研究院医歯薬学域教授が登壇。「新型コロナウィルス感染症のこれまでとこれから」と題し、新型コロナウィルス感染症の発生から現在までの感染状況、症状、医療体制への影響などについて解説しました。陽性者数は第4波のピークの時期に比べて大きく減少し、緊急事態宣言含めた感染対策がかなりの効果を挙げたことが分かるが、一方、首都圏や近畿圏で陽性者数が増加に転じ、岡山県内でも感染力の強いデルタ株の症例が報告されているため、容易に感染拡大局面に入ってしまう恐れがあると指摘。今後も気を緩めず、ワクチン接種も含めた感染対策を継続して欲しいと呼びかけました。
 第2部は、「ワクチン接種後のコロナ感染予防と心身の健康の維持」をテーマに、学術研究院医歯薬学域の神田 秀幸教授が講演。コロナ禍により長引く自粛生活が孤独・孤立を招いたことから、自殺者が増加傾向になり、アルコ―ル・タバコ・電子メディア機器への依存率が高まっていると考えられると解説。心の健康を保つためには、手紙やメール・電話でつながりを深め、思いあうことが大事と話しました。また、身体面では、外出自粛による身体活動量が低下しており、それに応じた生活の改善が必要なので、適度な運動と適正な食事量を心がけて欲しいとアドバイス。手紙を書くという行為はつながりを深めるだけでなく、手を動かすので運動になり、頭も使うので、コロナ禍においてその価値が見直されていることなどを紹介しました。

新型コロナウィルス感染症に関する岡山県内の感染状況と医療提供体制の分析についてはこちらをご参照ください。

新型コロナウィルス感染症のワクチンに関する情報はこちらをご参照ください。

【本件問い合わせ先】
 研究推進機構 (TEL:086-251-7112)

 

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