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在学生

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浦邉 樹
URABE Tatsuki

グローバル・ディスカバリー・プログラム

高度実践人(グローバル)認定

Profile
福岡県京都郡みやこ町出身。グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の第1期生(2018年4月入学)。
主に農業経済学や環境社会学の分野を専攻。在籍しているグローバル・ディスカバリー・プログラムには世界中から学生が集まっており、国際的な環境で日本にいながら“国内留学”の日々を送っている。

 現在私はグローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の3年生です。高校時代からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の活動をしていたこともあり、当時からGDPのカリキュラムとその環境は魅力的に感じていました。
 そんな私が考えるGDPのキーワードは“学際教育”と“多様性”です。私の学びのテーマである農業経済学や環境社会学には多角的な視点で物事を考える力と多様な領域の知識が求められます。そこで私は1年生からGDPのシステムを活かし、GDPと他学部で農学、経済学、社会学、文化人類学など、枠にとらわれない幅広い学習と経験をしてきました。
 そしてもう1つのGDPの強みは多様なバックグラウンドを持った学生が集っているところにあります。福岡でずっと生まれ育ってきた私とは異なる経験や生活をしてきた学生と話すのはやはり面白く、日々新たな気づきを得る事が出来ています。“自分にとって当たり前でも他人にとっては当たり前ではない”ということに改めて気づくことは数えきれないほどありますし、一見すると自分の生活や学びには関係ないと思っていても、意外なところでその気づきが役に立つということがあるのでそこがGDP生の特権だと思います。
 「GDPでの経験をもっと深めたい!」そう考えた私はとにかく様々なことをやってみました。
 例えば入学後、私は特にインドネシア出身の学生と仲が良かったこともあり、インドネシア関連の経験を数多くしてきました。1年生の春休みにはジャカルタ出身の友人と一緒にジャカルタに滞在し、そこでは一緒にモスクでイスラム式のお祈りをするなど、普通の観光ではできないような体験をすることができましたし、岡山大学のインドネシア人会に参加させてもらって本場のインドネシア料理を食べる機会もありました。1、2年生の夏にはGDPに入学する海外からの学生の生活サポートをする留学生チューターを経験し、市役所の手続きや銀行での口座開設のサポートを行いました。こうした通常の大学生活ではあまり経験できないような活動に1年生の頃から積極的に参加してきたおかげで今の自分があると思いますし、残りの学生生活でもさらに様々な活動に挑戦してみたいと思います。
 GDP以外及び学外の活動としては国際学生会議(ISC)や岡山県北地域での調査など、GDPでの学びを活かした経験もできました。
 ISCでは海洋プラスチック汚染について世界中から集まった学生と議論を重ね、政策提言を行いました。会期を通してGDPとは一味違ったディスカッションを経験できましたし、GDPで得た知識や多角的な視点で課題を考える力をハイレベルな場で実践することもできたのでいい経験になりました。
 岡山県津山市北部の旧阿波村地域を対象とした研究活動では、地域振興の具体例だけでなく、木地師という昔からの歴史ある職人の話なども学ぶことができました。こうした海外だけでなく日本の地域に目を向けた活動は今の学びにも深く繋がっていますし、なにより現場に赴いて実践的な活動をすることが私は大好きなので卒業研究の際にもこの経験を活かしていきたいです。

(2020年11月時点)

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