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卒業生

卒業生

溝 奈々実
MIZO Nanami

楽天株式会社

文学部 2017年度卒業

高度実践人(グローバル)認定

Profile
鹿児島県鹿屋市出身。岡山大学文学部人文学科入学後、大学の留学プログラムを活用し国際的な学びを深める。在学中、タイ、アイルランド、中国(北京、上海、吉林)へ留学や研修を経験。卒業後は自動車業界のグローバル企業に就職後、2020年に楽天株式会社へ転職。

 幼い頃から海外や異文化に対して興味があり、在学中には大学が提供するさまざまなプログラムを活用しグローバルに学んでいました。1年生のときには上海に留学し、日本にとって身近な国である中国の文化や慣習を知ることができました。その後も長期休暇に合わせてタイやアイルランドへも留学。3年生のときには改めて中国に留学し、本格的に語学を勉強する機会もありました。
 海外で学ぶ中で自分の「芯」を持つ大切さを学びました。留学するとわかるのですが、海外の多くの学生は自分の意見をしっかりと持って発言します。そういった環境で学ぶことで、周りの学生から影響を受け、私自身も自分の考えを持ち、意見を伝えることができるようになりました。大学入学前と比べ、大きく成長した部分だと感じています。
 また、留学に行っていない期間も海外との関わりをできる限り持つように心掛けていました。学内にある「L-café」という施設の活用もその一つです。L-caféは学生同士が自由にコミュニケーションをとり、多言語・異文化について学ぶことができる施設です。私は「中国語カフェ」や「フランス語カフェ」など、留学生と交流するイベントに参加していました。気軽に留学生と話ができるので、語学はもちろん、異国の文化を知る上でも貴重な機会でした。ハンガリーやドイツ出身などの親友もでき、今も刺激をもらえることに感謝しています。
 学外のプログラムにも積極的に参加しました。特に注力したのはNPO法人だっぴでの活動です。だっぴは、自分の生き方について考える若者と岡山で活躍する大人との交流の場を創っている団体で、私は学生スタッフとして関わっていました。多様な生き方を探るだっぴの活動を通して、私自身も多様な価値観・考え方、チャレンジする姿勢を得ることが出来たと感じています。
 学生時代にたくさんの海外経験を積めたこともあり、海外と関わりながら国籍の壁を超えて仕事をしたいと考えました。卒業後すぐには、自動車関係のグローバル企業に営業職として就職。欧米の現地法人とコミュニケーションをとり、営業戦略を手助けする役割を担っていました。
 念願が叶い、やりがいを持って働いていましたが、自動車産業以外にももっと幅広い分野についても知りたいと考え、「コロナ禍」を機に現職の楽天株式会社に転職しました。楽天は社内公用語を英語としているグローバル企業であることと、非常に多くの事業を展開していることが魅力でした。現在は「楽天市場」に関わる仕事をしていますが、まだまだ挑戦したいことがあり、今後さらに業務を通じて社会に貢献していきたいと考えています。
 私は、学生時代から自分の好奇心に素直になりながら、さまざまなチャレンジをしてきました。岡山大学は学生の挑戦を後押ししてくれる環境が整っていて、次から次へと新しいことにチャレンジできます。多様な国の人たちと学ぶ経験を持てたことで、異なる意見を受け入れる土壌が培われたと感じます。また同時に、自分自身の考えを持って新たなことにチャレンジする実行力も身に付いたのだと思います。これからも好奇心を持ってどんどん新しいことにチャレンジしていきたいです。

(2020年11月時点)

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