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卒業生

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山田 亜依
YAMADA Ai

PwCコンサルティング合同会社

農学部 2018年度卒業

Profile
京都府京都市出身。岡山大学農学部総合農業科学科入学後、特定プログラムとして生殖補助医療技術キャリア養成特別コース、副専攻としてグローバル人材育成特別コースを受講。3年次にカナダのアルバータ大学に留学。帰国後は動物生殖生理学研究室で研究に励む。卒業後はPwCコンサルティング合同会社に、テクノロジーコンサルタントとして入社。

 高校生の頃から動物の生殖補助医療に興味があり、在学中に技術者と同じレベルで生殖補助医療を学ぶことのできる岡山大学を志望しました。また、どの学部からでも受講できるグローバル人材育成特別コースがあり、海外経験を積むことができることも決め手の一つでした。
 研究については、「在学中に国際学会に出たい」という目標を持ち、研究活動に没頭しました。土日に牧場にてアルバイトをしたり、朝から屠殺場に行き研究サンプルである牛の子宮をいただき研究を行ったりと、学部生としては充実した研究活動だったと思います。研究室の教授の指導もあり、最終的には国際学会の場で研究成果を発表することができました。
 海外体験については、3年次に10ヶ月間、カナダのアルバータ大学に留学しました。日本人が少ない地域だったということもあり、日本文化があまり知られていないと感じた私は、現地に留学していた日本人学生と一緒に日本文化フェスティバルを開催しました。浴衣やお餅、けん玉など日本の特徴的な文化を紹介し、現地の人々に日本の文化を広めました。
 また、留学先では専門分野である農学だけでなく、ビジネスに関する講義も受講しました。農学以外の世界に触れられたことで自分のキャリアを見つめ直すきっかけとなり、将来は様々な業種・人に関わりながら仕事をしたいと考えるようになりました。
 帰国後も岡山大学国際学生シェアハウスに住み、様々な国から来ている留学生と日常を過ごし、たくさんの思い出を作れたことも岡山大学だからこそ叶えられたことだと思います。
 大学のキャリアアドバイザーの方や研究室の教授に親身に相談に乗っていただき、PwCコンサルティング合同会社に就職しました。ビジネスコンサルタントだと、相手先の業種が狭まる可能性があったため、「テクノロジー」を介してより多くの業種に関わることができるテクノロジーコンサルタントになることを選択しました。具体的にはPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)を担うことが多いです。先日は、ITと自動車をつなげる「コネクティッドカー」を販売するためのPMO業務を任され、先輩社員の方にも助力いただきながら、無事販売をスタートできました。まだまだ学ぶことも多いですが、新人の内から大きな仕事に関われることはやりがいの一つになっています。
 業務量も多く大変な仕事ではありますが、学生時代に研究室で身に付けたバイタリティとタスク管理能力によって乗り越えられています。また留学によって培ったマインドも活きていると感じます。英語力はもちろんですが大事なことは多様性を重視し対応するマインドだと考えています。自分の「普通」とは異なる考えを持っている人がこの世界に多くいるからこそ、自分の意見をアウトプットすることで、いろいろな視点から物事を深められることができます。私自身会社でも「新人だから」と臆するのではなく、「新人ならでは」「私ならでは」の意見を発信するように心掛けています。こういったアウトプットの大切さに気付けたことも留学をはじめ国際学生シェアハウスでの生活など、在学中に多くの海外経験を積めたからだと感じています。
 これからグローバルな舞台で活躍したいと考えている学生には、ぜひ自分のやりたいことに向き合って積極的に行動してほしいです。たくさんの経験をすることで自身の視野が広がり、思いもよらなかった可能性が生まれてきます。私自身も仕事をする中で日系企業の技術力の高さに触れたことにより、日系企業のノウハウを海外に向けて発信したいという新たな目標を持つことができました。これからも主体的に行動し、日本の良さを海外に伝えていきたいです。

(2020年11月時点)

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